アジア・太平洋地域の気象状況

アジア・太平洋地域の気象状況の把握に役立つ情報についてのご紹介  アジア・太平洋地域の開発途上国では、例年、台風や大雨により多く の人命が失われています。こうした国々では、適切な気象警報等を発表 するために必要な降水等に関する実況資料や短時間の予測資料が必ずし も十分ではありません。  これらの国々の国家気象機関を支援するため、気象庁は、世界気象機 関(WMO)の地区ナウキャストセンター(正式名称:ナウキャスト地区 特別気象センター(Regional Specialized Meteorological Centre for Nowcasting))としての運用を平成30年12月20日に開始し、ウェブサイ トで、気象衛星ひまわりのデータを利用した気象実況プロダクトである、 「降雨ポテンシャル(Rainfall Potential)」と「高分解能雲情報 (High-resolution Cloud Analysis Information)」)を提供していま す。  「降雨ポテンシャル」では強雨をもたらす可能性のある対流雲を確認 することができ、「高分解能雲情報」では自動解析した雲の種別や高さ 等を確認することができます。また、気象庁の高解像度降水ナウキャス トや危険度分布と同様に拡大と移動が容易なタイル画像表示方式を採用 し、また、表示範囲・要素を保存することができます。  アジア・太平洋地域の国家気象機関の予報官を対象としているため、 英語表記となっていますが、どなたでもアクセス可能ですので、アジア ・太平洋域の気象状況の把握等に是非ご活用ください。 地区ナウキャストセンターのウェブサイト  https://www.jma.go.jp/jma/jma-eng/jma-center/nowcasting/

 

2019年01月29日